新宝珠幼稚園

園からのお知らせ

KUMON Capable 2019冬vol.12 くもん子育てノート からの引用

脳科学から見る「家族で育む生活リズム」

 規則正しい生活リズムを身につけることは子どもの健やかな成長の土台です。しかし、わかっていてもいざ実行するとなると難しいと感じる方も多いのでは。
今回は脳科学の観点から生活リズムを身につけるポイントなどについて東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太先生にお聞きしました。

子どものがんばりを支える生活リズム

まずみなさんに知っていただきたいのは、規則正しい生活リズムが身についていないと子どもががんばってもその努力が跳ね返ってこない、送りたい人生が送れなくなる可能性が高くなることが、科学的に明らかになっているということです。生活リズムの中でも特に「早寝・早起き」「朝ごはん」は子どもの成長の基礎です。睡眠のリズムが乱れると、細胞の中でエネルギーを作り出す作用が低下し、脳が働かない、疲れやすいという感覚が起こります。寝ている間にも脳は働いており、浅い眠りと深い眠りを一晩で4~5回くり返しています。浅い眠りの間に、日中に学んだことや経験したことが整理整頓されて記憶として書き込まれ、深い眠りの間に、体の育成に欠かせない成長ホルモンが分泌されるのです。必要な睡眠時間は一人ひとり異なります。目安としては、休日も平日も同じ時間に目覚められるかどうか。休日に普段どおり起きられない場合は、平日の睡眠時間が足りていないと考えられます。最適な睡眠時間を見つけましょう。脳を働かせるためには、神経細胞のエネルギー源となる「ブドウ糖」を食事から取り込むことも大切です。

生活リズムが大切な理由
●生活リズムが子どものがんばりを支える
●脳と体の活動には最適な睡眠時間が必要
●朝ごはんが一日を元気にスタートさせるエネルギー源
生活リズムを身につけるには
●同じことを同じ時間にくり返す努力をする
●ルーティーンが定着する1~2週間を目標に
●がんばりすぎないことが続けるこつ

続けるこつはがんばりすぎないこと

生活リズムを身につけるには、「起床」「就寝」「朝食」など、毎日同じことを同じ時間に意識してくり返す努力が必要です。1~2週間続けることで、することが当たり前になり、ルーティーン(決まった行動・日課)として定着します。子どもに何かルーティーンを身につけてほしいときは、「できているね」「がんばっているね」とタイミングよくほめることで、定着するまでの速度が速くなります。ただし、短い期間で作ってリズムは一度途切れるとすぐに崩れてしまうので、長い目で見て少しずつ定着させていきましょう。続けるこつは、ストレスになるほどがんばりすぎないこと。例えば、連休や長期の休暇中はリズムが乱れてしまうこともあると思います。せっかくの楽しい時間は家族でしっかりと楽しんで日常に戻った時に、少し意識してまた元のリズムに戻せばいいのです。

親子のふれ合いが子どもの成長の出発点

規則正しい生活のリズムを身につけるためには、親子のふれ合いも大切です。親子がふれ合う体験や時間は、子どもの心の安定や安心感につながります。これは子どもが未知のことに挑戦したり、さまざまなことに積極的に取り組んだりする成長の出発点です。心の安定や安心感を育むためにご家庭でもできることは、たくさんあります。例えば、親子の会話。家族の自分の話を聞いてもらうことで、内発的意欲が生まれ自ら学ぼうという気持ち、やる気やモチベーションが高まることがわかっています。他にも、いっしょに料理を作ったり後片付けをしたり、食事中の会話を楽しんだり、遊んだり、読み聞かせをしたりなど、何か特別なことをしなくても、毎日の暮らしの中にあることで十分ふれ合うことができます。

親子のふれ合いが出発点
●親子のふれ合いが心の安定や安心感を育む
●家族との会話がやる気やモチベーションを高める
●料理や会話など、毎日の暮らしの中でふれ合いを
家族で生活リズムを作ろう
●わが家でできることを家族みんなで考える
●家族で取り組むことで未来を描くことが楽しみ
●気負わず、家族でできることから始める

気負わず、家族で生活リズムを作ろう

各家庭での生活時間や事情があるかもしれませんが、規則正しい生活リズムで毎日を過ごすために何ができるのかを、家族みんなで考えることから始めてみるのもよいと思います。規則正しい生活リズムは子どもの健全な成長の土台となり、学力や運動能力の向上にもつながります。親が子どもとしっかりと向き合いながら関われる時間は意外と短いもの。規則正しい生活リズムを家族で作りながら、いっしょに未来の可能性を思い描くことは、子育ての醍醐味と言えるのではないでしょうか。気負わず、家族でできることから始めてみましょう。

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